第3章 極星寮へようこそ
幸平創真side
「学生寮?…聞いた事ないなぁ」
創真「ええ!?いや嘘でしょ?合格通知と一緒に寮の案内が…ホラ」
只今、私、幸平創真は、学生寮の調査中です。
「本当だ…なになに…極星寮…」
えーここの人なのに知らないってどういう訳?
「うーん、でもなぁ」
「多くの学生は学園近くにマンション借りて通学してるし、金持ちのお宅は毎日送迎車だ」
うん、そりゃすげぇや。
「昔は寮もあったのかも知れないけど…とにかく僕らじゃあ何とも…」
えー…まぁ仕方ないか。知らない人にいくら聞いたって何も情報が出てくるわけじゃないし。
創真「そーですかー…んじゃ現地行って直接聞いてみますわー」
百聞は一見にしかず。己の足で確かめに行った方が早いな。
でも、その時俺はすっかり忘れていた…
「ぜーはーぜーはー」
この学園アホほど広いんだったー!!!
side
「ただいま……」
授業が終わり、寮に帰ってきた。
悠姫「おっかえりー!あかねっ!!」
「あれ?恵は?」
なんか凄いオーラが出てる…
恵「あ…悠姫ちゃん…あかねちゃん…」
なにこの変わり果てた姿は!!
さっきまであんなに天使な笑顔を向けていたのに!!
・悠姫「「一体何が?!」」
恵「あ…あの、創真くんがね、スルメと蜂蜜を混ぜてな…そいでな…」
そこまで言って恵は倒れた。
・悠姫「「恵いいいいいい!!!!」」
とりあえず部屋に運んで、私達も部屋に戻った。