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もう、なにも怖くない

第12章 蒼依の実力


蒼依side

蒼「大丈夫なのに…。ま、縁が言うなら従うよ。それに高尾君、私、緑間君と互角になんか戦えてないよ」

緑「いや、蒼依は強いのだよ。まさか先制点を許すとは思わなかったのだよ」

そうかなぁ。緑間君のシュート範囲に比べれば、私なんか霞みたいなものだと思うんだけど。

縁「私から見れば、みんな凄いよ。私なんか…」

高「縁ちゃん!!ネガティブ発言しない、ほら笑顔笑顔!!」

高尾君に言われて縁ははにかんだように笑った。
やっぱりこの2人、お似合いだね。病気のことなんか忘れそう。応援するよ、縁。

高「でもやっぱすげーよ蒼依ちゃん!!男子ならまだしも女子で真ちゃんを抜いて先制点とか普通あり得ねーから!!」

縁「あなた達なら、お互いに高めあって行けそうだね。蒼依、武道に置いては弓道以外は全部免許皆伝で、空手、柔道、合気、カンフー、少林寺、中国拳法、日本拳法は達人で、世間からは「武道界の仙人」って言われてるくらいだから、相手がいなくてつまらないって言ってたんですよ」

高緑「マジですか/本当か!?」

蒼「はい。あ、まだ言ってませんでしたか?」

緑「初耳なのだよ」

高「それなら、今日の昼休みにはなんで使わなかったの?」

蒼「私1人なら使っていましたが、あの時は縁がいた。縁とあの人との距離と角度が悪かったんです。あの人に技を使ったら、縁にもダメージが加わってしまう。そんな位置だったんです」

縁「あの時は助けてくださって、本当にありがとうございました」

縁と一緒に頭を下げる。

高「いやいや、お礼なんかいいって」

緑「礼を言われることなどしていないのだよ」

高「縁ちゃんはオレの大切な彼女だからなっ」

ギュッ

縁「きゃあったたた高尾君////!!」
縁真っ赤~。鈍感な癖に照れ屋で純情なんだから。

緑「高尾、部活中なのだよ」

高「はいはい」

縁「//////」

やっぱりこの2人はお似合いだ。


先輩side

木「アイツらまさかのカレカノかよ……」

宮「なぁぁにやってんのかな~アイツらは?」

大「宮地。押さえろ。腹立たしいのは一緒だ」

宮「今度は軽トラコースでいこうかな?」

木「み、宮地。殺気、殺気が」

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