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【アカセカ】君とつながる物語※R-18

第1章 【雑賀孫市】雑賀の郷の夏祭り



吐息混じりの、舌先からの愛撫が
やまない喧騒と共に隙なく落とされ

千草の身体中に
甘いしびれが広がる。

どんなにこらえようとしても止まらない。
下腹部の奥が潤みだし、どうしようもなくなっていく。


「あぁ……っ……ん……ぅ………んんっ……ぁ……」


すっかり顕になった千草の胸元に
赤い花弁が散った跡が残る。


「千草……」

掠れた、余裕のない声で孫市に名前を呼ばれると
身体中が快楽の波に溺れそうになる。


僅かに呼吸を乱した孫市が、千草の顔を見つめながらそっと内腿をなで上げる。

「あぁっ……!」

(やだ……脚を撫でられただけなのに…っ)

思わぬ大きさで声が出てしまい、千草は口元に手を当てる。

「……力、抜けよ?」

「あっ……ま、孫市さ……んっ……やっ……!!」


内腿をなで上げる孫市の指先が、濡れそぼる蜜壺の入り口に触れる。

「ひぁ……っ……んぁ………っ……!」

優しく、触れるか触れないかのところで蜜壺をなぞりながら、孫市は千草の口元を覆う手を掴んだ。

「…ぁ……」

「千草……お前の、余裕のない声をもっと聞かせてくれねぇか?」

「で……でも…恥ずかしい……」

「………そうか…」

孫市はふっと息をつくと、片手で千草の両手を縫い止め、片手で蜜壺を一気に攻め立てた。


「やあぁんっ!!あっ……ぁ……あぁっ!!」

止まらない蜜を指に絡ませながら、孫市は蜜壺の周りをゆっくり愛撫する。

膨れ上がった赤い蕾が、蜜の絡まった指に優しく溶かされ、一気に快楽がのぼりつめていく。

「あぁっ…だめ……やっ……そこは…っっ!」

耐えきれない快楽の波に千草は身をよじるが、孫市に抑えられた両手はびくともしない。

「あぁんっ……だ、め……ぇ……イッちゃう……ぁ……っ!」

その言葉に、孫市の愛撫は速度を上げ
最も敏感なところを執拗に攻め立てた。

「……やぁっ……あっ…んんっ!!」


その瞬間
千草の身体がぴくんっと波打ち
透明な蜜が溢れ出した。


「はぁっ…はぁっ……んぁっ……」

弛緩した千草の身体は桃色に上気して
乱れた襦袢からしなやかにのぞく。



荒い呼吸の合間に
祭りのお囃子が遠く聞こえる。



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