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ハイキュー

第10章 中学の先輩〜回想


あっという間に北一の得点は5点

きっと女子では敵う人はいないんじゃないか。


「歌恋もう一本ナイッサー!」


また同じ綺麗なジャンプサーブ



「アウトー!!」

と藤沢中の選手が叫ぶ


やっと点数が藤沢中に入ったのだ。

喜ぶ藤沢中の選手たち。

藤沢中の選手は顔見知りも多いしこっちを応援していたはずなのに

サーブミスをした北一の選手をみてなぜだか悔しかった




ばたばたと近くで足音が聞こえ、はっと我に帰り振り向くと


横に来た長身の青いジャージの男二人組


「間に合ったあ」

手すりに手を置き身を乗り出して

「歌恋ちゃんがんばれー!!」

と叫ぶ茶髪の男の人
「及川うるせえ!静かにしろ!」
とツンツン頭の人は茶髪の人に言った


ふっとこっちを向いた北一の歌恋さん

少し笑顔になったように見えた
彼氏かなんかだろうか?


藤沢中のサーブを北一のリベロは綺麗にセッターの歌恋さんに返した


どんなセットアップをするのだろう

楽しみ


藤沢のブロックはレフトに3枚なのに


「レフトー!!」

レフトのスパイカーがトスを呼んだ


スパイカーが飛んだそこにそのままトスを上げる歌恋さん

ばしーん、、


そのまま綺麗にスパイクが決まる。



レフトのスパイカーはそんなに身長があるわけでもないしスパイクにパワーがあったわけでもなかった

なのに3枚ブロックをぶち抜いた。


強い北川第一


なんてチームなんだ





そのまま試合は進み

流れは完璧北川第一のまま終わった


1セット目は25-6

2セット目は25-10

北川第一の圧勝だった



わたしはこの時決めた

中学は北川第一へ行く

地域は違うけどこの学校であの人とバレーがしたいと思った











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