第1章 中学時代
わたしのあとをついて来る及川
まあ、同じ体育館に向かってるからしょうがないんだけど。
朝からこいつに会うとうざくて。
体育館に入ると
「綾瀬さんおはようございます!」
と後輩たちが挨拶して来る
軽くおはよと返して
三年生の輪をみつける
「歌恋遅刻じゃん!」
なんてうちのエースの美沙が言う
わたしはセッターで美沙はスパイカー
わたしの相棒であり親友
「寝坊した上に及川に絡まれた。」
「及川も懲りないのね」
なんて苦笑いの美沙
女子部の朝練はサーブ練習、スパイク練習、あとは自主練など軽いもの。
学生は勉強第1なので朝からきつい練習をして授業に響かないようにという監督の配慮である
なのでこのように話しながらまったりすることも。