第5章 バレー部
俺が誘って見学にきたかれんちゃん
ギャラリーで羨ましそうに練習を見つめてる
「あ、やっべっ」
その先輩の声とともにギャラリーの方へ勢いよく飛んでいくボール
その先には大切な人の姿
前から飛んできてるからみえてるはずなのに
「かれんちゃんあぶないっ!」
無意識に叫んでいた
ぽーん
回転を抑えて返ってくるボール
かれんちゃんがアンダーで構えてるのが下からでもわかった
かれんちゃんがレシーブしたんだ。
かれんちゃんがボールに触れた。
「かれんちゃん、、、」
彼女の名前を呟く。
「すげー綺麗なレシーブ、、、」
などの言葉が周りで聞こえる
彼女レシーブをみたのは何か月ぶりだろう。
あのときから衰えてない