第4章 高校
あれから時は経って次の年の春
わたしたちは高校生になった。
去年の全中からバレーもしてないしボールにすら触れてない。
ほんとにバレーが怖くて
自分を許せる日なんてこないんじゃないか。
そんなわたしは青葉城西高校へと進学した。
青城は女子バレー部ないから。
もう1つの理由は幼馴染たちが進んだのが青葉城西だったから
なんだかんだあの2人が特別なんだと思う。
そんなことを考えながら歩いていると
「かれんちゃんおはよ〜!」
手を振ってくる幼馴染と黙っている幼馴染と。
この2人はほんとに支えで
彼等の全中予選の結果は準優勝。
決勝で白鳥沢にまけた。
でも彼等はわたしと違って逃げたりしないんだ
次こそ負かしてやると言っていて
青葉城西でまたバレー部に入部すると決心していた。