第2章 面白い奴
「・・・・・・フッ」
思い出したらまたおかしくなってしまった。
「宗介?・・・なんかお前、やっぱりおかしいぞ?」
俺の声を聞き付けた凛が、ベッドから体を起こし、見上げてくる。
「いや、なんでもねぇって、本当に。気にすんな」
「・・・そうか?まあいいや。でよ、俺、飲み物買ってくるんだけど、お前何かいるか?コーラでいいか?」
凛の言葉に俺は少し考える。
「・・・いちごミルクってあったか?」
「あー、確かパックのやつならあったな。珍しいな、お前がそんな甘ったるいのなんて」
「・・・そういう気分なんだよ」