第33章 ホ長調 攫われの音姫
ーカサッ
「!?」
だ、だれ!?
出てきたのは、白いモノ。
「う、うさぎ……?」
「ああ!謙信様のお気に入りのうさぎ待てって……お前……。」
出てきたのは、うさぎとそして
「ゆ、ゆき?」
幸であった。
「なんで、お前がこんなところにいるんだ?」
「幸〜、誰か見つけたのか……って、天女じゃないか?」
その後に信玄様が出てきた。
「信玄様まで……?どうされましたか?」
「お前こそどうしたんだよ。ははーん。わかったぞ。お前迷ったな!」
ギクッ
私は一気に真っ青になる。
「え?冗談だよな……?」
幸まで真っ青になる。
「あはは……。」
「まじかよ……。」
「マジです。」
とまた、一人でてきた。
「しんげーん。ゆきすけー。」
「義元、俺の名前は幸村だ!佐助と混じってんじゃねえかー!!」
とそこに現れたのは、義元さんであった。