第24章 ハ長調 宴
【純音目線】
ふう。
咲良さんがお休みになった。
次は、あの人たちだな。
私は、再び広間に向かう。
ーシュッ
「ああ〜純音か〜?」
「誰ですか?政宗さんにお酒を飲ませたのは?」
「ククク。俺だ。」
光秀さんがドヤ顔で言う。
「はあ。兄上、手伝ってください。」
「なんで?」
「上司でしょうが?」
兄上は、ため息をついて手伝ってくれる。
「信長様、お先に失礼します。」
「ああ。おやすみ。」
私と兄上、は政宗を片腕ずつ肩に乗せ部屋から出た。
「兄上。」
「なに?」
「咲良さんって、始め変なことを言ってましたよね。」
「変なこと?」
「ええ。」
私は、ある家系の苗字の名前をいう。