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お前の事、嫌いじゃないね

第1章 ☆00







ひとしきりショッピングを楽しむと
オシャレなカフェに入りマチと談笑した

ガールズトークを楽しんで
お互い笑いあったあと
突然深刻そうな顔をするマチ

マチ「ねえ、あかね聞いてもいい?」

「うん?どうしたの?」

マチ「あかねは、自分の記憶のことどう思ってるの?」

「あー…それが…よくわからなくて。
思い出したいって気持ちもあるのだけれど
なんとなく、まだ怖くて。

元いた世界に戻る事も出来ないし
思い出したらどこにも居場所がなくなってしまうんじゃないかって思うとどうしてもね…」

マチ「そんなの…!
わたしたちは仲間だろ?
あかねの居場所は蜘蛛だよ。

…こんな人殺しの集団で良ければ、だけど…」

「マチ…ありがとう。
ほんとうに、優しいのね…」

マチ「そんなこと…。
いや、ごめん。あかねがゆっくり考えて決めるべき、だよね。」


お互い目をあわせ笑いあった


そしてアジトへ戻るのだった。






あかねを見つめる
大きな影に、気づかずに…





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