第8章 止まらない涙
怜「は、はい」
北「そう、ならいいけど」
怜「あの、昨日はありがとうございました」
北「別に。我慢されるよりマシだっただけだから」
これは北山さんなりの『どういたしまして』ってことかな?
なんて良いように考えることにした。
タイミングよくお母さんが朝ご飯の支度を終え呼びに来てくれたので、ご飯を食べることに。
母「昨日は怜奈がお世話になりました」
北「いえ、これくらいのことしか出来ないので」
やけに丁寧に話している北山さん。
母「怜奈と美鈴ちゃんはほんとに姉妹のように仲が良くてね。だから余計辛かったんだと思うの。あなたがいてくれて、側にいてくれて感謝してるわ」
お母さん…。