第2章 3人目の男
森脇に着き改札を出ると、見覚えのあるような男の人が立っているのに気がついた。
でも誰だかいまいち思い出せずにいると。
美「…たる?渉なの?」
美鈴が急にその男の方に向かって駆け出した。
?「えっ?ん?えっ?!み…すず?」
美「やっぱり渉じゃない!」
渉という名前にも聞き覚えがあった。
?「怜奈ちゃんも一緒なんだ。って…北山と太輔も?!えっ?!なんで??」
明らかにパニクるその人の顔をジーッと見る。
北「渉、その2人知り合い?」
?「あ、あぁまあな。中学で引っ越して以来、久々に会ったよ」
小学生時代の人…渉…。