第26章 HAPPYBIRTHDAY 2017 .11. 26
智「翔くん…」
翔「あなたがいるのはご両親のお陰だから」
ちょっと瞳が潤んだと思ったら 両手を伸ばして
俺も両手を広げて近づいたら
腕の中に納まって ギュッと抱き締めてくれる
智「とーちゃんとかーちゃんにも感謝してくれんの?めちゃくちゃ嬉しい…」
翔「喜んでくれて良かった あなたも生まれてくれて 俺と出会ってくれてありがとう」
智「ん…」
どちらからともなく唇を重ねる
軽いそれから 徐々に深くなっていって
智「…じゃあ おいらからお礼… 言っとくけど後から¨凄かった¨とか¨可愛かった¨とか言うのナシだからな」
翔「え」
スッとソファから立ち上がって
着ていたスーツを脱ぎながら窓の方に歩いていく
夜景をバックに
襟元を緩めたワイシャツ1枚のあなたは
夜景さえ霞んでしまうほどに 綺麗で
智「来いよ 翔くん」
誘われるままに あなたの手を取り
手の甲にキスをする
智「おいらは姫か(笑)」
翔「俺にとっては姫以上 あなたの存在は何にも変えられない…」
手の甲から指に 唇をずらし
1本1本を味わいながら
もう片方の手で あなたの中心に触れると
あなたの手が 俺の手を覆って
智「ん…そのまま擦って…」
翔「智くん…」