第23章 友情に嫉妬
相「ニノちゃん」
ニ「何でしょう」
相「まずはごめん ニノちゃんがあんなにテンション落ちるとは思わなくて…」
ニ「私 そんなに落ちてました?」
相「うん ニノちゃんにしては珍しくわかりやすかった」
ニ「小沢さんは気付いてました?」
相「何となく気付いたけど翔ちゃんがあんまり体調良くないからって誤魔化してた」
ありがとう 翔さん
相葉さんの努力が無駄にならなくて良かった
ニ「ねぇ 相葉さん」
相「なに? 何でも聞くよ」
ニ「…私ね 嵐のみんなが好きなんです」
相「知ってる 俺も」
ニ「でも相葉さんだけ何か違うんです」
相「俺も」
相葉さんの言葉に
びっくりして相葉さんを見ると
目尻を皺だらけにして
とびきり優しい笑顔で 私を見てて
相「ニノちゃんは俺の中で特別なんだ それが何でかはわかんない 弟みたいな特別なのか おーちゃんと翔ちゃんみたいな特別なのか」
ニ「奇遇ですね 私もなんです」
相「今日のは単純にニノちゃんに友達が増えればいいなって思っての事 でもあの後何かモヤモヤしてさ そしたらニノちゃんもテンション下がるし」
ニ「相葉さんもモヤモヤした?」
相「した ニノちゃんも?」
ニ「はい」
深呼吸をして 真顔になる
相「…手 握ってもいい?」