第21章 みんなの想いも18年目
智「星 綺麗だなー…」
翔「ホントだね」
真っ暗な中に 星だけがやたら綺麗で
思わず 口を開けて夜空を見上げる
翔「ふふ 首疲れるよ?」
智「ん」
そっとおいらを抱き寄せて
首の後ろに腕を置いて 少し角度を変えられる
おいらが空を見やすいように
そんな優しさは 昔から変わらない
ただ スマートにはなったなぁ
智「なんで今回温泉?」
翔「露天風呂であなたとエロいことしたかったから(笑)」
智「まじか」
翔「うそうそ みんなと裸の付き合いしてゆっくりしたかっただけ」
智「で なんでおいら達だけ前入り?」
翔「わかってるくせに…」
うん わかってる
おいら達が先に来た理由
智「これからもずっと一緒にいるための確認と誓い」
優しく微笑む翔くん
あの時 あいつらを守って行こうと決めた想いを
そのためにおいら達は一緒にいよう
何があっても離れないと決めた想いを
お互い言葉にはしないけど
こころで 確認しあう
おいら達の 根底にある
お互いを想いあううえでの 大切な想い