第20章 頑張ったな
智「後輩2人引き連れて あれだけの長時間立ち回って おいら達の番組でまで動いて ホントによくやったよ 翔くん」
翔「小山と亀に関しては問題無いよ あいつらは優秀だ よくやってくれたよ」
智「あいつらがやれたのは翔くんがいたからだ あいつらだけじゃ乗りきれなかったかもしれない」
翔「そんなこと」
智「ある」
身体を離して
翔くんの頬に両手をあて おいらのほうを向けさせる
智「無理しないか メンバーとじゃなくて大丈夫かとかすげー心配だった でも観ててすげー誇らしかった これが櫻井翔だ 嵐の おいらの櫻井翔だ どーだすげーだろって」
翔「誉めすぎ…」
智「いーんだよ みんな『櫻井翔だから出来て当たり前』みたいに思ってんだろうけどそうじゃない たくさん努力して 頑張って 櫻井翔がいるんだ」
翔「智くん」
智「おいらの前では強がんなくていーぞ」
少し瞳を潤ませて
優しく微笑む
智「メンバーが一緒じゃなくて心細かっただろ?よく頑張ったな お疲れ様」
翔「…誰の前だろうと失敗や弱音は許されない 失敗はするはずがないってみんな思ってる中での仕事はキツかった」
智「ん」
翔「Music day は俺ひとりの立ち回りがほとんどだったけど今回はあいつらも一緒で…」
智「ん」