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喫茶店でのんびりと(文スト)

第1章 アルバイトと探偵社さんと(太宰夢)





私は最近バイトを始めた。

とある都内のビルの一階にある喫茶店。
こじんまりとしているけれど近所では評判の高いところで、マスターはこの道30年以上らしく腕も非常に良いらしい。

前にスーパーのバイトをしていたものの、日数を沢山入れられて予定を組むにも組めないし、低賃金で達成感も得られず結果休みの時に失神して救急車を呼ぶ事態にまでやってしまったため辞めたのだ。

そしてその後はお金欲しさに他のバイトを探していた。なかなかピンとくるものがなかっだのだけれど、祖母の知り合いで喫茶店を経営している人がいるらしく、ちょうど人手が欲しいと声がかかっていたらしい。

それがきっかけで私はここでアルバイトをする事になった。
賃金は時給八百五十円と私にとってはものすごく高い。週3日、4日で入っているけれど、きついと感じたことはなく、むしろ楽しいのほうが勝っている。



私は今日も今日とて元気にお皿洗い。

カランと鳴るのは入り口の鐘。それはお客様が来たことを示す大事な役割を果たしている。


「いらっしゃいませー。」

今日は土曜日とあってかお客様の入りが非常に良い。まだお昼前だというのにカウンター以外の席は近所のおばさま方達で満席だ。


「やぁ、柊ちゃん。」


お皿洗いをする私に声をかけて来たのは先ほど来店したであろう人。



「太宰さん、こんにちは。」

この腕やら首やらに包帯を巻く一見変な人は、このビルの5階にある探偵社に勤めている太宰治さん。

それもただの探偵社じゃなく、武装探偵社。
警察が手に負えない危険な仕事を取り扱う凄い人の一員なのだ。


彼は迷う事なく皿洗いをしている私の目の前のカウンターに座る。





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