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何度でも貴方に恋をする 黒バス R18

第4章 負けんな




「え…笠松さん…?」

「こんなとこで何やってんだよ。」

「え…えっと……コレ返そうと思って…」

「べ…別にいいって言っただろッ…」

「でも…借りっぱなしだったから…」

私が涙を流していると笠松さんが体育館の入り口までやってきて話しかけてきた。

やっぱり、いきなり来たのは迷惑だったのかな…

お互い沈黙になりその沈黙を破ったのは笠松さんだった。



「……ぶ…部活…」

「え…?」

「部活もうちょいで終わるからそれまで…待てるか…?」

「え…は…はい…見学しててもいいですか?」

「ぁ…ぁぁ…好きに見てていい…ッ」

笠松さんはそれだけ言うと体育館に帰ってしまった。

私は体育館の入り口で笠松さんが練習しているのをずっと眺めていた。でも…さっきと違って動きが鈍くなったり、ミスが目立っている。

今日は調子悪いのかな…
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