爆乳政治!! 美少女グラビアイドル総理の瀬戸内海戦記☆西海篇
第4章 九州 大宰府
円卓は屋代島の守備隊の司令官に千々石リカルドを当て、大島守備に関係する部隊凡そ1万3千人の指揮を託した。また、同盟者たるアメリカ軍の協力を得て、山陰陽都督府と北平政府との通商関係を断ち切るために北平(北京)並びにモスクワから派遣された士官による軍事訓練キャンプを抱え島全体が軍事施設として機能している隠岐を叩く事とした。制圧のために鹿子木隷下部隊を優勢な海上戦力と共に送る事も合わせて決められた。加えて、大島を巡る抗争で否応なしに主戦場となる見込みとなった防長、それも主要港を備える下関と政庁を有する山口、飯田長門(いいだ ながと)県令存命中の良好な関係を下に北九州小倉(こくら)と通じる鉄道を敷いた際に基幹駅と定められ整備された小郡(おごおり)駅、合わせて三つの要所を叩くための航空攻撃も立案されたが、これは吉野菫によって反対され、下関港への海上戦力による攻撃に留める事となった。あくまで民間人を巻き込まず、和戦の選択肢を保っておきたい吉野の強い意思であった。