第6章 洛山にはネコがいる①
ちなみに病院送りになったって…
「あぁ、ほら龍輝
赤司くん呼んでるから行ってきな」
手招きしてる、と言われると嬉しそうな顔をして赤司の元へと向かう
隣に立って、ポッキーを片手に笑っている彼女は本当にネコのようで
「手作りのお菓子の中にね、馬鹿が薬入れててね」
「はっ!?」
そんな発言に思わず大きく声を出す
龍輝が振り返り、手を振ってきたので思わず振り返す
満足そうな笑みを浮かべる彼女になんて馬鹿なことをと呟く
「まぁ、すぐに取り上げられて
犯人探し
生徒会長のファンクラブでさー
呆気なく潰されたよ」
なんて、彼女が大事な赤司様