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【WJ】短編 -2-

第16章 【裏】私は飯田くんと致したい!/飯田天哉


 雄英は夏休みの途中から全寮制となり、それに不満がある子達も結構いたらしいけど、私は全寮制が嬉しかったりした。だって、一々一人ずつの家をお風呂の時間を見計らって個性を使用して覗きをするのは流石に骨が折れる。各学年、クラスごとに寮は違うけど、同じ敷地内に全校生徒がいて、大浴場が各寮に設けられているから、順番に寮の大浴場を覗いていけば効率もいいし、労力も少なくて済む。入寮してから三年生から順にお風呂を覗いているが、今の所当たりは無し。高校生の大事な時期、セックスの相手は真剣に選びたいし、一分一秒を大事にしたい。そんなわけで、二学期に入った今も理想の巨根に出会えずにいる。


「今日は一年生かなー。一年生って、ついこないだまで中学生だったし、あんま期待出来ないよな…。」


 そんな事を口にしながら、意識を集中させた。まあ、普通に考えて、可能性として巨根がいそうなのはヒーロー科かな。体大きい人多いし、鍛えてる人って、体力あって何回戦でもいけそうだし。
 入学以来何かと敵に縁のある相澤先生のクラスの寮の男湯を見れば、丁度何人かの男子が入浴中だった。一番私の理想に近そうな巨根を持っている可能性のある口田くん、砂糖くん、障子くんは大浴場におらず、肩を落とした。あの三人は絶対チェックしたい。特に障子くんは個性を駆使すれば凄いセックスが出来そうだし、期待大だ。取り敢えずまた明日A組は覗くとして、念の為今いる人達の下半身をチェックしよう。
 大浴場にいたのは、体育祭で上位に残った人達数名。名前が分かるのは上鳴くんと峰田くんだけ。以前上鳴くんと峰田くんには食事に誘われた事がある為、一学期のうちに下半身チェックを済ませてある。結果、対象外。残りの人達の下半身を順番に確認するが、やはり対象外。あとは、生真面目そうな人だけだけど、この調子じゃ期待出来ないな。そう思い、最後の一人の下半身に意識を集中させた。


「…!嘘!?」


 驚きのあまり、椅子からひっくり返り、視界は自分の部屋へ戻った。特に期待もせず覗いた最後の一人。今まで見た誰のモノよりも立派なモノがぶら下がっていた。平常時であの大きさに太さ。あれぞ正に私の求めていたサイズ。


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