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【WJ】短編 -2-

第16章 【裏】私は飯田くんと致したい!/飯田天哉



「本当にすまなかった!」


 頭を地面に擦り付ける勢いで土下座する飯田くん。誘ったのは私だし、飯田くんは何も悪く無い。ていうか、ずっと飯田くんとシたくて飯田くんにアプローチしてた訳だから漸く念願叶ったワケだ。けど、私の本心を知らない飯田くんはこれでもかと言う程何度も何度も頭を下げ謝罪した。


「飯田くんは何も悪くないよ。飯田くんの事好きって気持ちが溢れて歯止めが効かなくなっちゃって…。だから悪いのは私。無理矢理飯田くんを誘っちゃったんだもん。…こんな女の子、飯田くんはイヤだよね…?失望しちゃったよね…?」
「そんな事は無い!婚前前の女子に手を出してしまったのは事実。自分のしてしまった行動に対して責任を取るべきだと思っている!だから、その、俺で良ければ結婚を前提に御付き合いしていただけないだろうか!?」


 今時責任を取って、なんて事をいう人がいるんだ。そう思ったが、私としては願ったり叶ったり。だって、飯田くんの味を覚えてしまった私のここは、もう飯田くんのじゃないと満足出来ない。
 こうして、見事飯田くんと交際する事になり、セックスし放題だと喜んだも束の間、婚前前の男女は清い関係であるべきだという飯田くんに何度もセックスを断られるのだった。



fin.


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