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【HQ東】君の相手をこの俺に

第9章 おまけ


「へぇ、やっとくっついたのあの二人」
「あぁ、やっとな」
最後の合同練習。音駒の黒尾と烏野の澤村が話す。
「あー、だから小鹿野がうんざりな顔してんのか」
と弱冠東峰への対応が厳しい小鹿野を見て黒尾が笑う。
「えっまさか?!」
と菅原が心配すると
「あー、違う違う。なんやかんやあの二人兄妹みたいなもんだから」
その日から名の恋愛話をひたすら聞かされうんざりしてんだわと笑う黒尾。
「で、おかげで色々吹っ切れて怖ぇーなそっちのエース」
「あぁ、おかげでやる気満々でさ。エースの貫禄が益々上がったよ」
「ま、あいつが勝利の女神とは思わんが、春高でな」
「あぁ」
と約束を交わしあった。

「小鹿野、昨日も名から電話あったんだってー」
と黒尾が冷やかしにいく
「おめーもうっせーよ!!放っとけ!!」
「残念だったな」
「可哀想ーククッ」
「なんだ結局名取られたのか?!」
と梟谷グループの各主将達
「うっせーよ!しるかあんな奴ー!」
と荒れる森然の主将を目の前にしながら
「っても、結局甘いんですよ主将は」
「名先輩に彼氏ねぇ」
「やっぱエースのなす業なんっすかねー」
「良かったっすね名先輩」
と森然、そして
「名を貰ってくれる奴が居るなんてな」
「それ名先輩に失礼っすよ」
「良かったね名」
との音駒のメンバー。名を祝うマネージャー達を見て、皆から愛されている名に、本当に名に見合う男にならねばと気合いばかり入り、両立できないと心配していたあの気持ちはとうにぶっ飛んだ東峰だった。
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