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【HQ東】君の相手をこの俺に

第3章 想うのは君の事


昼休み後
『スガは部活後ね!』
『俺もやられんのか!?』
うわぁーとうんざりした菅原の表情を思い出す。菅原の事も測るということはそういう事なのだろう。もしかしたら自分が頼まれるのでは?と思ってしまって、少し期待した自分。
「じゃっ、俺今日名のとこ寄ってくらー」
「おー」
「ちゃんと送ってやれよー」
部活後、しれっと菅原が名の名を言いながら3年生から別れる様子に
「「スガさんが付き合う事になったんすか!?」」
と前を歩いていた2年が顔をこちらに向けて問いただしてくるので話せば
「ぬぉぉぉ!スガさんと旭さんどちらにも手を出すなんて、なんて奴!」
と誤解する西ノ谷に
「違うからっっ。」
と焦って誤解をといていれば
「大地さんは誘われてないんすか?」
と至って冷静な田中
「あ、俺は明日」
「苗さんめーー。大事な先輩達に手を出すなんて!!」
「だから違うって」
東峰は勘違いした西ノ谷を止めるので必至。それを面白そうに見ていた澤村も名が散々の言われように可哀想になってきて訂正する。すると田中が
「なーんだ。じゃぁまだ旭さんって確率もあるって事っすね?」
なんでだ?といった表情の東峰と西ノ谷に
「だって選べないからとりあえず測っとけーってやつなんじゃないっすか?」
ねーちゃんもよくチーム衣装悩んでサイズだけ先に聞いてますよ。なんて言うので、
(期待してしまう)
と目の前で隅々まで測られてる澤村を見て思う。
「早く終わんないのかこれ。腹減った」
「でも来週でラストでしょ?!」
そう。無事テストを終え、来週から夏休みで明日からは東京遠征。東京の話をふると名は
「東京かぁ。行ったことないなぁ。」
と羨ましそうにし、観光をして来ないのかと3人に問いかければ
「部活だからなー」
「そんな時間ないだろうな」
と澤村と菅原。
「相手は音駒だもんな」
「緊張するっっっ・・・」
「今からそれじゃ、試合になったらどうすんのお前!?」
わいわいとする3人を見て
(強豪校相手に楽しそうだ)
と見守る名
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