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恩讐の花嫁 【Fate/GO 巌窟王 夢小説】

第18章 第3部 Ⅳ ※R-18


***



 無論、復讐鬼は、己が主にすべてを語ってはいない。
 彼が明確に語ったことといえば、少女の悪夢を通じて、この世界にやって来たこと。その際に、敵の襲撃に遭い、霊基を欠損させてしまったことだけ。それを、言葉少なに伝えたのみだった。

 復讐鬼が霊基を欠損するにあたって、どれほど凄惨な目に遭ったのか。そんなことなどは何一つ知らされていないはずの少女は何を思ったのか? 彼女はその小さな両腕で、復讐鬼の頭を抱え込み、力いっぱいに抱きしめたのだった。


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