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恩讐の花嫁 【Fate/GO 巌窟王 夢小説】

第17章 第3部 Ⅲ ※R-18



「あ、ぐ……。……よし、そのまま力を抜いていろ。」
 額にキスを落とされる。
「ぅ、……ぁ、あ……?」
「痛みは無いか?」
 優しい口調で問われる。
「……だ、ぃ、じょ、ぶ……。」

 でも、それも束の間。

「動くぞ。」
 その言葉と共に、私の躰が揺さぶられる。その度に、エドモンのモノが、私の深い場所へと入り込んでくる。
「ひゃ……? ぁ……?!」
 その衝撃に、快楽の波に、私は翻弄されるしかなかった。

 そして、エドモンのモノが私の最も深い場所へと到達した瞬間、彼の動きが止まった。
「……!」

 ドクン、ドクン と、エドモンのそれが大きく脈を打つ。同時に、私のナカの魔力が、急速に抜き取られていく。
「……。」
 固く閉ざしていた目を開き、エドモンの顔を見る。

「……。」
 エドモンは、若干俯き加減ではあるものの、瞳を閉じて、心地良さそうにしている。それを見て、私は何故だか急速に、エドモンのことが愛おしくなった。

 ドクン、ドクンというエドモンの鼓動に、私の心音が重なっていく。

 急速に薄れていく意識。身体から力が抜けていく。何とか意識を繋ごうとはしてみたものの、それはどうやら、難しそうだ。
 あぁ、でも。エドモンの顔を見ながらなら、それもいいかなと思った。
 それよりも、エドモンの魔力が少しでも回復してくれることを願う。

(―――――エドモン、好き。 大好き。もう、二度と―――――――)

 意識が完全に途切れる前に、私はそんなことを思って、瞼を閉じた。













 遠くで、エドモンの声が聞こえた気がした。







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