第1章 〖 青葉城西 〗赤い薔薇 〖 及川徹 〗
「これ、前俺が買ってあげたやつだ。」
そう。前プレゼントしてもらったセットの下着を身に付けてきた。
何だか気づいてもらったのが嬉しい。
徹もこの下着のデザインが好きだから
かなり気に入ってるみたいで、外すのが惜しそう。
じっと見ていたら徹がズリっと下着を上に上げてきた。
外すつもりはやはりないらしい。
ぷるっと私の胸が顔を出す、徹は我慢ならなさそうに
乳首をパクリと口に含んだ。
「んっ、う。」
少し頬が熱くなりながら声を漏らす。
徹は私がして欲しいことが詳しくわかっているから
どうしても体を委ねてしまう。
私の出る幕がないので体が徹に傾く。
徹の頭を撫でながら体を前に屈ませる。
気持ちいい。
「と、ぉる、」
弱々しい声が漏れる。恥ずかしいけど、徹だからって所もあって。
ふっと微笑まれて、優しくキスをされる。
これだから、徹は。