第1章 〖 青葉城西 〗赤い薔薇 〖 及川徹 〗
夢主視点
なんだか今日は甘えたい。
随分と後輩に甘えられたからなのか。
今日は徹がギクシャクしている。
でも、嬉しそうで幸せそう。
手を繋いで徹の家に向かうと、すぐ家に着いたように思えた。
親が用事でいないみたいだから今日はお泊まり。
なんだか緊張する。
ちょっと怖いとか思ってみる。
でも徹だから大丈夫。
だよね?
家に入って、ご飯を食べて、お風呂に2人順番で入って。
徹がお布団を敷いてくれているのでちょっと、2人緊張しながらも私はテレビを見てる。
この人より徹の方がかっこいいだとか思ってしまって自分でも恥ずかしくなる。
ってなことを考えていたらもう終わってしまった。
「敷けたよー」
徹の声が聞こえてきて徹の部屋に行けば準備万端で、おいで、と言わんばかりに腕を広げてきている。
しょうがないから、のってあげましょう