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〖R18〗貴方と私の夢物語〖 ハイキュー 〗

第1章 〖 青葉城西 〗赤い薔薇 〖 及川徹 〗


「ん?なに?シたいの?」

まあ、でしょうね。

キラキラした目で見てくる。

多分徹は欲求不満でそろそろシたい頃だったんだろう
別に私も嫌ではない。

『あー、後でね、それよりさ、トス上げてよ。』

いいでしょ、とボールを渡してスタンバイする。


「はいはい、香は我儘だなあ?」

どっちがよ。
とか思いながらも言葉を飲み込む
準備は万端。


徹が、指の先まで神経を通して、華麗に、可憐に
トスをする。

私はその前から助走をつけて走り出し跳び上がる、
そして徹がボールから手を離すコンマ1秒後、ドンピシャで手にぶち当たり、撃ち落とす。
やっぱりこいつは天才セッターだ。

ふう、と息をつけば、徹がドヤッ、とした顔をして

「ど?俺のトス。」

相も変わらず誇らしげの様子。

『最っ高。』

珍しく貶さずに褒めてやる。
そうしたら、徹は目を見開いて決まってこういう

「機嫌いいね、今日。」

機嫌いいね、これが私への合言葉。

そして私は決まってこう返す。

『徹がいるからね、』
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