第14章 For your happiness
奥を抉るように動くと気持ちいい場所に触れた。もう一度雅紀が俺の中心を握り上下に擦る。
「もう一回イっちゃって…このままだと和さん傷つけちゃうから」
「あっ、ああっ、んぁっ、まさ、きっ!」
2回目の熱を吐き出すと、俺の身体から力が抜けベッドに沈み込む。
「やっと力抜けたね…それじゃあお望み通り動くからね?」
「え?あ、う、そ…」
雅紀の中心はまだ熱を吐き出してないみたいで、俺のナカで硬さを維持していた。
雅紀の動きが徐々に加速する。
「あ、やっ、まさ、きっ…もう、だ、めだ、よ…」
「駄目じゃないよ、朝言ったじゃん…いくらでも抱かせてやるって」
「え、あっ!」
確かに言った、駅で抱きしめられて早くあの場所から逃げたくて。
「今日はとことん付き合って貰うからね?そうすれば和さんが言ってたように日付跨いで2日間お祝いできるし…」
「そう、い、う意味じゃ、な…あ、んっ…」
激しく突き上げられ、もう声も出せなくなってきた。
「ああ、あぅ、あっ、はぁ…」
「和さん、今度は一緒にイこうね…」
雅紀はニコッと笑うとギリギリまで引き抜き一気に最奥に突っ込んできた。
「ああぁっ、まさ、きっ!」
俺は思いっきり背中をしならせ三度目の熱を吐き出すとナカで雅紀がピクピクと動くのを感じながら意識を飛ばした。
「んっ…」
「和さん、目覚めた?」
「ん、今何時?」
「12時過ぎたくらい…」
「あ、ごめん…」
「なんで謝るの?」
「俺ひとりで気持ちよくなっちゃったから…」
俺は3回もイッたのに、雅紀は1度しかイってない…
「ほんと、今日の和さん凄かったね…昼間我慢したのが良かったのかな?」
「我慢?」
「そ、ゲーセンいたとき我慢したでしょ?帰りもキスしたとき外なのに激しかったし、いつもは家の中にいるからさ、いつだってしたくなれば出来たじゃん、でも今日はすぐに出来なかったからムラムラしちゃったんでしょ?」
言われてみればそうかも、何度か身体が熱くなるのを無理矢理鎮めてた…だから一気に爆発したのか。
「さてと、まだ俺満足してないからね?付き合ってもらうよ?今日は我が儘言っていい日なんだから」
「…はい」
大変だけどこんな日もたまにはいいかな。