第14章 For your happiness
雅紀の手が上下に動く、それに合わせて揺れる腰と漏れる喘ぎ声。
「あん、あぁ、あ、ん…はぁ、ん…」
「和さん、気持ちいい?」
「あ、ん…い、い…も、イ、キそぉ」
「いいよ?イって?」
「あ、あ、あ…イっ、く…ああぁっっ!」
雅紀の手のスピードが上がると呆気なく熱を吐き出してしまった。
「はぁ、はぁ…んっ…」
「和さん、可愛い…」
俺の額にチュッとキスを落とすと雅紀は起き上がりベッドの横にある引き出しからローションとゴムを取り出した。
ローションのキャップを外し手のひらにのせると指に馴染ませ俺の脚の間に入り込む。
「もっと気持ちよくなってね…」
雅紀が笑顔でそう言うと俺のナカに指を押し込んだ。
「和さん、こっちも感度いいね…ヒクついてるし入り易いよ?これならすぐ入れられるかな?」
俺のナカをかき混ぜる雅紀の指が気持ちよくて、でも物足りなくて…
「まさきっ、もぉ、い、れて…」
「もうちょっと待って…」
「お、ねが、いっ…も、だ、じょぶ、だから…」
雅紀はちょっと困ったような顔をしたけど
「わかった…ちょっと待ってね」
そう言って手早くゴムを嵌める。その上からいつもより多目にローションを垂らすと俺の脚を抱え込みゆっくりとナカに入ってきた。
「ああっ!」
入って来るだけで気持ちよくて…こんなに気持ちいいのは初めてで、どうしたらいいのかわからなくなる。
「和さん、ちょっと力抜いて?これじゃ動けないよ」
「あ、ん…む、り…ど、したらい、いのか、わかんな…」
自分でも身体に力が入ってるのはわかってるんだ…でも雅紀の熱を感じるだけで気持ちよくて、離したくなくて…自然と力が入っちゃう。
「まさっ、動い、てよ…」
「だから動けないんだって…」
雅紀が苦笑いをしてる…焦れったくて無理矢理腰を揺らした。
「うわっ!和さん…駄目だよ、そんな無茶しちゃ…ナカ傷ついちゃうよ」
「い、いから、はや、くっ…」
「あ~、もぉ、わかったよ…はぁ、ちょっと我慢させ過ぎたかな…」
雅紀は最奥に入り込こむとそのまま中をかき混ぜるように腰を回した。
「ああぁっ!」