• テキストサイズ

恋歌 《気象系BL》

第14章 For your happiness


男3人で化粧品を見るってどうなの?って思ってたけど、このふたりってほんとふたりの世界に入っちゃうというか、周りを気にしないのか『翔にはこの色似合いそう』なんて智が言えば『智さんがそう言うならこれにしようかな』なんて嬉しそうに翔ちゃんが答えてて、『俺お邪魔ですか?』って言いたくなるくらいのあまあま具合…はぁ~、俺も雅紀連れてくれば良かった…

「ニノ、決まったぞ」

「あ~、はいはいじゃあそれ買ったら家行きますか」

「はい、よろしくお願いします」

翔ちゃんの笑顔が純粋に可愛いから許すけどさ、他の奴らだったらほったらかしにして帰ってるよ。


「じゃあ、始めるよ?」

「おう、よろしく」

智がシャツを腕捲りしてやる気満々の様子…気合い入ってんなぁ。

職場でもなかなか見ないぞこんな智。

まぁ、愛しの翔ちゃんを綺麗にする為だもんね。

俺は自分の顔を使ってメイクの仕方を教えてく、流石に自分で言ってただけあって智のメイクは完璧だった。

「凄いよ智、綺麗に出来たじゃん」

「サンキュ、ニノの教え方が良かったからだよ」

「どういたしまして、外デート楽しんできてね」

「やっぱり二宮さんも外デートしてみたらどうですか?凄く可愛いですよ?」

「ん、確かにこれならバレなそうだな…ニノ体も小さいし、翔は『美人』って感じだけどニノは『可愛い』ってかんじだな」

「なんだよ、結局翔ちゃん自慢じゃん」

「まぁ、そう言うなよ…ほんとに可愛いとは思ってんだからさ」

「ふん、別にいいけど…智に誉められても嬉しくないし」

「そう思うなら相葉に見せてやれよ、あいつならめちゃめちゃ誉めてくれるぞ」

確かに雅紀なら誉めてくれそう…本気で考えてみようかな。
/ 760ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp