• テキストサイズ

私にとっての自由の翼【進撃の巨人】

第2章 決断




そろそろ帰る時間。

このまま時間が止まっちゃえばいいのに。


なんて思ってたのもつかの間。


『そろそろ行くよ………』


そう言ってエルヴィンさんは立ち上がる。



私はとっさに彼の腕をつかむ。


私の行動にエルヴィンさんは目を見開く。


『…………………また、会いましょう、だから、生きて、帰ってきて、』

目を見て、手を震わせながらそうポツリポツリと訴えかける。


ふっと何かを考えてその答えがでたのか、エルヴィンは

『まったく………君にはかなわないな、………そうだね、また……3年後に、会おう』




一瞬目の前が暗くなった。




私の唇にエルヴィンさんの唇が押し当てられる。




ドアに向かって歩く彼の背中には自由の翼が羽ばたいていた______




/ 152ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp