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【文豪ストレイドッグス・文スト】中原中也・中編 ※R18

第1章 (脚フェチの中也とえっちしてイチャイチャするだけの話)


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「て言うか!ラブホじゃねェのに手前濡れすぎなんだよ!シーツ弁償しろ!」
「うるさいなー!中也が上手いのが悪い!」
「ア?何褒めてんだ抱かれてぇのか?!」
「大体中也が生でやるのが悪いんじゃん!」
「関係ねェし!それに関しては謝っただろ?!」
「謝るってめっちゃちっさい声だったし、出すまで意味分かんなかったし、ゴム付けてよ性病うつったらどうしてくれんの?」
「それはこっちの台詞だ!」


翌朝、目が覚めたはしばし中也の寝顔を楽しんだものの、中也が起きた瞬間いつもの言い争いが始まった次第である。

「大体、お前が2回戦3回戦…て煽るから、こっちは寝不足だっつーの!」
「何それ人のせいにすんの?!もう中也とはヤらない!太宰に抱いてって頼むわ」

の言葉に思わず固まる中也。

「ハァ?!手前を可愛がるのは俺だけで充分なんだよ!手前自分の可愛さ分かってて物言ってんじゃねェぞ!!!」
思わずの胸ぐらを掴んで口を開いてしまった中也は反射的にその手を離す。
の口元は相変わらず弧を描いたままだった。
中也に、彼女の目は見れなかった。

「ありがと…うそだってば」
「………」

中也は彼女の、たった今触れた首元を見つめる。真っ白な、折れそうな、か弱く儚い、女の首だ。
殺そうと思えば、簡単に殺せる。


彼女は、は、人を操る異能なんていうものは使えはしない。ただ、じかに触れている人間の真意を呼び出すのだ。彼女に触れられている間、彼女に問われた事は全て真実を答えさせてしまう、という能力。
彼女に触れている間は思ったことや真実しか口にできない。
情報収集にはうってつけの能力だが、戦闘には全くと言って良いほど向かない。
その為、彼女は普段の戦闘に巻き込まれないように上層フロアから降りないし、万が一の時に備え外出の際は首領が手厚い護衛を付けられる程、大事にされているのだ。

そして中也にとって、彼にとっては何より恐ろしい能力でもあったーーーー


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