【文豪ストレイドッグス・文スト】中原中也・中編 ※R18
第2章 (中也とやっぱりえっちしたりすれ違ったりする話)
「?!」
ふわふわと浮かされたまま、次々と衣類を引きちぎられて、は小さく悲鳴をあげる。
「今度良いやつ買ってやるから」
そう言うが早いが、着ていたスーツをシャツごと破っていく。
「いやいやいやいやいや!待ってシャツはまぁまぁ良いやつだったんだけど?!」
「物は良くても手前のサイズと合ってない」
ぴしゃりと言われ、ボタンを飛ばされたシャツの残骸を見やる…
高級ブランドのシャツは今や布の切れ端だった。
(こいつ、自分が逆のことされたら絶対キレてるでしょ…)
いつか、中也のシャツを乱暴に脱がし、ボタンを飛ばしてやろう、と強く心に誓うだった。
(終わってから中也がいっつも自分の脱ぎ捨てた服ハンガーにいそいそかけて、クリーニングに出してプレスまでかけさせているのを私は知ってるんだから…)
✳︎ ✳︎ ✳︎
「ひゃ…ァ…やっ…!」
中也の指がまるで意思を持つ生き物のように、それぞれ別の動きをする。
既に愛液を滴り落とすそこは、中也の指を受け入れ、貪るように萎縮していた。
「手前のここ、ピクピクしてんぞ、もう欲しいのかよ?」
「はぁ…ん…ほしっ…指じゃ…足りない…よぉ…」
3本目の指が追加され、蜜壺は更に熱くなっていく。
赤くなったの頬を片手でそっと撫でると、縋るように手を重ねて来て、中也の神経を高揚させる。
(普段絶対自分から触らねぇくせに…)
わざとピチャピチャとした水音を立てると、の頬が更に染まるのが分かって、中也は更に畳み掛けていく。
「自分の濡れてる音聞いて感じてんのか?」
「ぁっ…!ちが……!」
「ほら、指でイけんだろ」
「…ァァ…ッ!!!」
弱いところは大方わかっている中也が頃合いを見計らい、ぐい、と指で秘所を押し上げると、は泣き出すような嗚咽と共に軽く達したようだった。とろり、と濁った愛液が指に絡み付く。温かいそれをそっと口に含むと、眉を潜めたと目が合う。
「すげぇ美味い」
口から糸を引いた中也の唇が艶やかなのは、私のリップのせいだろうか、先程口付けを交わした彼の唇を、はぼんやりした視界で見つめていた。