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長男パラダイス!

第1章 Abandon!


こうして、私は宣言通り温泉までやってくる。
湖って言ってたけど、本当にそれくらいにでかい。
色はピンク色だからちょっと怪しい雰囲気が漂ってるけど…。

真紅「この温泉、変な効果はありませんよね?」

悪魔おそ松「ないない!真紅ちゃんの動きを止める以外はほとんど戦闘系の魔法しかねーよ!

体は自由になったけど、どうも自分の体の中に別な人が居る感覚は気持ち悪い。
手をグーパーしてみる。
感覚は、どうもない。

悪魔おそ松「ねぇねぇ、とりあえず体洗わない?俺の魔力でシャンプーとか取り寄せるよ」

確かに、体が汗でベタベタして気持ち悪い。
魔王討伐のために日々動き回ってたからなぁ…。

そういえば、トリスタンや旅の仲間達に挨拶もしてないや…。

真紅「よくわかりますね、悪魔さん。そういえば、仲間たちと別れの挨拶が出来てないんですが…」

そんな事を言いながら、服を脱いでいく。
真っ白なワイシャツにクリーム色のカーディガン。
次にモノクロチェックのスカートに、校章マークの入ったニーハイ。
下着は青色のレースだ。
体の中に男の人が入っているから抵抗はあるけど、汗臭さやベタベタ感が気持ち悪いし、目の前の温泉は気持ちよさそう。

悪魔おそ松「ん~?同じ世界だから、そのうち会えるってぇ!シャンプーとかは@cosmeで評価高いのにしといた~」

ぽんぽん、と目の前に現れたのは現実で見慣れたお風呂用スキンケアセットだ。

真紅「温泉だし、バスバブルとか使えないかぁ…」

悪魔おそ松「そうそう。現代文明に頼りっきりなのもいいけどさぁ、温泉って自然の恵みもいいよぉ~?」

温泉の中に入り、滝の方へと歩いてく。
そんなに勢いはないし、シャワー感覚で使えるからなかなか至れり尽くせりな温泉だと思うけど。

真紅「ま、それもそっか」

悪魔「ねぇねぇ、一人エッチとかしねーの?俺腹減ってんだけど」

真紅「ヤったことなんですよね」

悪魔「人生損してるってぇ~!あんまし飯くれないと、動きを止めて無理やり犯してもらうかんな。妊娠の可能性もゼロなんだし、思いっきり遊ぼ~よ~!」

その時、掌に泡を作って体を洗っている最中なのに、胸を洗ってるタイミングで体が動かなくなり…。

背後から、第三者の水音が聞こえてきて…。
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