第1章 Abandon!
トリスタン「…え、俺はまだ何も攻撃してないんだが」
真紅「私も、何もやってないし何も言ってないんだけど…」
悪魔おそ松「いやぁ、真紅ちゃんの頭の中を読んだらもう辛いの何の…」
バルおそ「肋折れちゃったよ~~!もう、世界なんてどーでもいい、さっさと帰って~!」
バルおそと悪魔おそ松は床に寝そべりながら肋を抑えてる。
真紅「私の聖剣<エクスカリバー>は、存在自体が魔を払う刃だったの…!?」
トリスタン「流石、勇者真紅…!最後はこの聖騎士トリスタンにお任せあれ!!」
そう言って、トリスタンはハープを構える。
最高の仲間であるトリスタンはハープの音色と歌によって敵を打ち倒す聖騎士…!!
一緒に戦っていると落ち着くし何より親近感が湧くし!!
歌うだけで敵は地面に這いつくばって肋を抑え始める聖なる音色!
善良な人達まで倒れるもんだから、他の仲間達は肋が複雑骨折して、魔王城までたどり着けなかった。
なので、皆門の前で肋の治療をしてる。
ま、このトリスタンはそれだけ凄い聖騎士なんだよね。
剣を持ってないのに騎士、というのは可笑しいと言えば可笑しいけど。