第6章 2人の距離 6
「いやいや〜。お疲れ様!結婚おめでとう!」
満面の笑みで花束を差し出す潤くん
いや、素直に花束受け取るけどさ。
なんなのよ。この人達
「離す気ないからね!」
ガッツポーズして真似する相葉さんを、やめなさいっ。とガッツポーズの手を握り下に下ろす
「いやいやっ。ちょっと待ってよ。なんで来たのよ」
貴方達の所為でワキ汗が止まりません
「なんでってうちの二宮さんの結婚記者会見だと聞いて。来ない訳ないじゃないすか。、、て事で、本日結婚記者会見お集まりいただきありがとうございます。こっからは司会進行務めさせていただきます。嵐です。」
きっちりと役割を果たす翔さんに、どうぞよろしく〜。と掛け合いをする3人
なんだこれ。
全く知らないんですけど。
「ちなみに二宮さん。プロポーズのシチュエーションは?」
潤くんが手をグーにして聞いて来る
「いやっ。貴方達ニヤニヤ笑ってんじゃないよ」
質問には返さずにそう答えると、チューかっ!チューしたのかっ!と何故か男子学生風の野次を飛ばしてくる大野さんに、あんたうるさいんだよっ!とバシッと頭を叩く
「いーじゃん!散々俺らに黙ってイチャコラしてたんだろー!」
相葉さんのぶっ込みに、してないわっ!と突っ込む
「え、ちょっと待って。俺の質問答えてよ」
潤くんがまたグーを近づけてくるので仕方なく答える
「家で、普通に」
決して言えない。
お互い下着姿だったなんて。
「その時やったの?さっきのこれ」
そう言ってガッツポーズをする相葉さん
「いや、さっきのは勢いでやっちゃっただけでやってないから!」
じゃあ、ウインクもなし?と大野さんに言われたので、はい。なしバージョンでお願いします。と言うとヒューヒューと煽る翔さん
「ちょっと待って。何これ。俺の事弄りに来ただけでしょ?」
笑いながら言うと、そうですね。と認める4人
なんなんだよ。
ほんとこの人達好きだよね。
それからは何故か俺のピンの写真撮影でなく、俺が真ん中での嵐の撮影になっていた。