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2人の距離〜和さん目線〜

第6章 2人の距離 6






それから数日後の会見の日。

由梨は夜から仕事らしく会見が終わった後ダッシュで帰宅して婚姻届を提出する予定
現在楓ちゃんによって寝癖からしっかりとセットされている。


「ニノちゃん。こんな時にでも寝癖なのね。」
まったく。とか言いながらもちょっと楽しそうな楓ちゃんをチラ見してフフッと笑いゲームに集中する。

「あー。もう!私の方が緊張してるのよ。解しなさいよ。」
ブハッと思わず吹き出した

「いやいや。あなた緊張してどうすんのよ。…いつも通りの楓ちゃんでお願いしますよ。」
笑いながら言うと、そうね。とニッコリ笑って来るのでわざと満面の笑みで返すと、それ、可愛いと思ってやってるでしょ。と言われた


はい。と返すと、趣味じゃないわ。と真顔で返された



はい。相変わらず失礼です。





会見が始まりフラッシュが沢山焚かれる中頭を下げた

前をしっかり見据える



「今日はお集まり頂きありがとうございます。」

「わたくし、二宮和也は兼ねてから交際しておりました女性と結婚させていただくことになりました。」



嵐さん見てんだろうな。
あ、由梨も見てんだろうな。

そんな事を思いながら立っていた




『相手の方はどんな方ですか?』

「裏方です。美容系ですね。嵐さんのではないですけど。」

『お付き合いされてどれくらいで結婚を決意されたんですか?」

「決意、すか?…んーと。そうですね。割と早めですかね」

『入籍はまだ?』

「あ、これからです。」

『お互いなんと呼ばれていらっしゃるんですか?』

「俺は名前で、向こうは和さんて呼んでますね」

『挙式のご予定は?』

「あー。ないですね。」

『プロポーズの言葉は?』

あ、やばい。

ずっとゲームしてたからなんも考えてなかった。

いや、プロポーズっていうとあれしかないしなー。

一瞬フリーズしたけどしょうがないと思って咄嗟に

「いや、えっと。離す気ないからねだったかと思います。」
何故かウインクしてしまいしまいにはガッツポーズ付きで

心の中であー。これはやばいと思う

ちょっと騒ついて笑われてるし


『嵐のメンバーにお話しした時はどんな反応でしたか?』

俺がこの質問に答えようとした時何故か俺が出てきたところからぞろぞろと4人が現れた
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