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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第6章 ~恋と恋の、あいだ~(松川 一静)




熱々のトマト辛麺。
ズズ…ズズズ…

『さっきまで腹一杯だと思ってたのに、
なんでだか、全然、まだ入るのが
自分でも不思議なんだけど。』

『若いってそーいうことだ、
じゃ、一静、その残った汁に飯、入れろ。
これがまたウマイんだ…』

『えーっ?!さすがに無理って!
もう部活もやってねぇし、太るから!』

『そんなこと言わずにさ、頼めよ。
俺が頼みてぇけど、これ以上は
血糖値上がってぶっ倒れる…
おーい、ここ、飯、追加ね!』

『はーい、すぐ行きま~す!』

『…結局、あの店員と話したいだけじゃねーの?』

『まぁ、そうとも言えるけど。
覚えてもらえたら、嬉しいじゃねーか。』

ラーメン屋の店員に色目使ってるヤツ、
どっかにいたよなぁ…
あ、及川か(笑)

追加の飯を持ってきた店員と
ニコニコ嬉しそうに話しては

そのあと、こそこそと、

"俺のこと見て赤くなった?!"
"いや、俺の方を長く見てた!"

…と、
下らないことを競って
本当に楽しそうなおっちゃん達。

…マジで、及川を見ているようだ(笑)

『いいなぁ、ケツ、プリップリ!』
『指輪してねぇってことは独身?』
『口説くか?』
『にんにく食ったけどいいか?』
『むしろ、精がついてるアピールで
かえっていいんじゃねーか?』

…ほんと、及川と一緒(笑)
男って、成長しないのか?

『おっちゃん達、盛りすぎ!』

『なぁにキレイゴト言ってんだ、
いい女見て盛らなくなったら
男もおしまいだぞ?』

『…もしかしたらさ、おばちゃん達も
その新しいコーヒー屋で、
若くてイケメンの店員に、キャーキャー
ときめいてるかもしんないよ?』

『相手してもらえないのはお互い様だ。
勝手に騒ぐぐらい、かまうもんか。
…とはいっても、』

おっちゃんは、余裕のある声で。

『その店、
女のオーナーが1人でやってるらしいから
イケメンにトキメく心配はないな。
…むしろ、
そこそこ年いってるけどいい女らしくてさ、
俺がコーヒー好きなら、
俺が行って口説きたいくらいだ。』

『あれ、そういや、』

もう1人のおっちゃんの言葉は、

『その女オーナー、
静ちゃんの友達だって言ってなかったか?』

…衝撃的すぎて、
俺は、箸を落とさないようにするのに
精一杯だった。



それって、




綾ちゃん、なのか?





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