• テキストサイズ

~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第6章 ~恋と恋の、あいだ~(松川 一静)




『な、痛いか?』

コクコク、と、今度は縦に動く首。

『じゃあさ、痛いって言ってくれ。』

『…なんで?』

『そしたら、息するから、体が緩む。』

『言っていいの?』

『いい。』

…むしろ、頼む。

『…ぃたい、ょぉ…』

強ばっていた体の力が、少し、抜ける。

『そう、そんな感じ。』

誉めながら、また少し、挿し込む。

『ゃぁ、いたぁい…』

『うん、いいよ、もっと。』

誉めながら、また少し。

『…ぅぅ、まだ?』

『もう少し。
誰もいないんだから、遠慮すんな、
声、出せ。泣いてもいいんだし。』

泣いてほしいのかほしくないのか、
痛がってほしいのかほしくないのか、
なんかもう、自分でもよくわからない(笑)

頭の中にあるのは、
とにかく、貫通させること。
工事現場の監督みたいに、
『安全第一、工期厳守』を目指して
掘り進める?!俺。

さっきまでより少し、
グイッと深く挿すと、

『ぅぅっ、ぅぇ…』

涙が溢れ始め、
それにあわせてしゃくりあげるから、
今はかなり、体の力が抜けている。

…及川の"痛い痛いと騒ぐ子は、
ある程度からはイッキに。"という
アドバイスが、頭の中に浮かんだ。

及川、お前、やっぱ、すげぇよ。

及川からあがったトスを打つ気持ちで
イッキに奥まで突き刺した。

『やぁぁぁん、いったぁぁぁいっ!』

しばらくそのままの位置で抱き締めて
彼女が落ち着くのを待つ。

『…センパイ、今、これって、』

『あぁ、全部、はいった。』

『もう私、処女じゃない、ってこと?』

『だな。』

『…嬉しいよぉ。』

『痛くして、ごめんな。』

『…うぅん、
私も、我慢できなくてごめんなさい。』

ぎゅーっと、抱き締められる。

…なんか、もう、
終わった感と達成感満載なんだけど、

俺としては、まだ貫通しただけで、
ここからがホントは通常運転
…いわゆる出し入れしてフィニッシュまで…

とは、なかなか言い出しづらい雰囲気。

ま、
今日はハジメテだし、ここまででいいか。
ん?
ちょ、待て。
挿れる時だけじゃなくて、
抜く時も、やっぱ痛いのか?

挿れる時は慎重に進めたけど、
抜く時も、その必要があんのか?
それとももう、
道?!は出来てんだから、
らくらく、バックオーライなのか?!

…想定外の混乱に陥った俺を、
更なる混乱が襲う。

/ 733ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp