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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第6章 ~恋と恋の、あいだ~(松川 一静)




彼女が手にしていたのは、

鞭。でも
縄。でも
大人のオモチャ。でも
ナース服(?!)。でもなく、


靴。



さっき、
玄関で脱いだ、


俺の靴、だった。



…く、靴!?
靴を使ったプレイって、
どんなのがあったっけ?


普通の処女だと思ってたけど、
もしかして、そうとうコダワリ派の処女?
やりたいこと、具体的にイメトレ済み?
俺、そんなマニアックなリクエストに
いきなりうまく、応えられっか?


多分、かなり??な顔をして
フリーズしてた俺。

でも幸い、素直な彼女に
俺のマニアックな思考は
一切、関係なかったらしい。

『もし、万が一、
途中で親が帰ってきたりした時、
靴が玄関にあったらアウトだから…』

なるほど。
俺よりよっぽど冷静だ。

『その時は、ここから逃げて。』

窓を開ける。
ベランダの下、ちょっと距離はあるけど
隣の家の塀に飛び移れば、
そのまま道路に出て逃げられそうだ。

『お兄ちゃんが高校生の頃、
時々ここから夜遊びに出ていっててね、
下りられるけど登ってはこれないから、
よく、私がこっそり裏口のドア開けて
家に入れてあげたりしてた。』

『へぇ。』

…やっぱり彼女も、
"その"つもりなんだな、ということを
改めて、知る。

"その"つもり。
見つかったら逃げなくちゃいけないこと。


昨日の続きを、
…今夜こそ、脱 処女 するつもり、
だということを。

俺、いままで
こんな緊張感あふれる状況でのセックス、
経験、ねぇんだけど。

ラブホの二時間より、緊張する。
だって今日は、親がいつ帰ってくるか
わかんねぇんだよ?

親の留守に部屋でこっそり初H、って
割とよく聞くパターンだけど、
みんな、こんな緊張感の中で
ヤッてるってことか?!

…ある意味、腹がすわる。

絶対、
"途中で親に踏み込まれる"パターンは
避けたい。

だから、

及川は、彼女が痛がるか耐えるかで
パターンを変えろ、と言ってたけど、
ここはもうそれにとらわれず、
"ある程度からはイッキに挿入"方式で
いこう。

…そうと決まれば。

ベランダに俺の靴を並べて
こっちを振り向いた彼女。

『カーテン、閉めなよ。』

ん…と頷いて、カーテンを閉めた。

俺は机のスタンドをつけ、
部屋の電気を消す。

こうなったらもう、
やることは、

ひとつ。

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