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欠落した子

第7章 7




本当はあの時でも連れ去りたかった。

祭りの日に俺達は再会した

その時は俺も驚いただけどお前を連れていこうと直ぐに頭に過ぎった

もう離したくない

その思いが何よりも強かった

だが今連れて行って何になる?

だったら一旦手放して俺の事だけ考えられるようにして頭の中俺だらけにすればいい

そう思い彼女を冷たく離した

案の定後ろからは泣く声が聞こえる

まみ…俺のことだけ考えてろ

ぐっと強く拳を握り煙管を出しては船に向かう

今のアイツはどうなっているのかわからねぇがこうして今

危険なのも承知でここにいる

つくづく一途な女だと思う

まぁそこも魅力的なんだけどな…

優しくだけど力強く抱き締めれば応えるように強く俺を抱きしめる

「…寂しかったか?…」

なんて甘く聞けばコクコクと、頭を大きく動かす

「そうかぁ…なら埋めないとな…」

バサッ

彼女を押し倒し顔を身体をみる。

「…今から抱いていいか?」

「晋助様……」

トロンっとし涙を浮かばせながら俺を見る

「否定しねぇのはそういうことなんだな」


押し倒した彼女に跨り彼女の唇に自分の唇と合わせる

ちゅ…ちゅ…ちゅぅ…

「…んっ」

ただ深く触れるだけのキス

「どうした?キスだけで感じんのか?」

耳朶を甘噛みして甘く言えば「ち、ちがっ…」なんて反応

「犯したい…まみをめちゃくちゃに犯したい…」

既に熱くなってる俺をわざと太ももに擦り付けながら彼女の感じる所へと

「やっ、ひゃ…しんすけ、さま…」

「お前を犯していいよなぁ?犯したいその口から俺の名前しか呼べないようにしたい。俺しか見れないようにしたい…なぁまみ」

俺に溺れろ

なんともダサくて臭いセリフを言ったもんだ

そして彼女の帯を解きはじめる
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