第7章 7
「…辻斬り?ですか?」
「あぁ最近なんでも夜に街を歩くと襲われるらしい…昨日も死者が出てな…」
屯所内で土方と会えば話しかけられ帰り道には気をつけるようにと言われる。
「わかりました。わざわざありがとうございます。」
最近やけに屯所が騒がしいと思えばその件だったのか
帰り早めにこれは帰らないと…
「まみちゃん!?いいかい??」
「あ、はい!」
「すっっごく今物騒なの分かっているんだけど…ごめん!今日の夜変わってもらえない??子供が熱を出したて今保育所から連絡があったのよ。」
同じ女中からのお願い事
その顔は本当に心配そうな顔をしており断らずにはいれない
「いいですよ!!それよりも早くお子さんの元へ!」
「っー!ありがとう!!」
パタパタと走り帰宅の用意をする
早速土方副局長さんに言われたこと破ってるかも…
まぁ大丈夫かしら?
銀さん達には遅くなると言わないと…
「…………………」
辻斬り…
前にも確か銀さんが怪我してた…赤ちゃんを連れてきた時に…
「…あの山崎さん…」
「はい!?てあ、まみさっ……」
監察の山崎とすれ違い捕まえる
「最近よく聞く辻斬りの人て……」
「…あぁ人切り以蔵だね…たしか高杉のとこの1人だったような」
晋助様の部下…
「…そうなんですね!ありがとうございます」
ニコッと笑いその場から去る