• テキストサイズ

欠落した子

第6章 6




「オイ、誰かいるのか?」

中に入ればガサゴソッと音がしその場所を見れば

「…お前…」

そこにいたのは

「…あ、土方副局長さん…」

女中のまみ

赤い着物の女や色々あってこいつの見る目が変わる

それよりも

彼女の足元を見れば散らばった事件のファイル

「…ここは部外者以外立ち入り禁止だ。今回だけは見逃してやる。」

「はーい…ありがとうございます…」

足元に落ちた資料を拾い大事そうに見つめて元の場所に

「…………」

胸ポッケから煙草をだし蒸かす

「そういえば土方副局長さん…」

「なんだ?」

「…その白いお花のイヤリングなんてみてたりしてませんか?」

顔色を伺うように聞かれる

あれ

「…どんなのだ?」

「…えとこういうのです。」

耳に付けていたモノを取り俺に見せる

「あ、これ」

俺の部屋に落ちてたやつ…

「?見覚えありますか?」

「あぁ、これだろ」

ほら、と見せれば「それです!!」と嬉しそうな安心した顔をする

「…ありがとうございます…よかった…家中探しても無くて…」

「俺の部屋に落ちてたけどお前来たのか?お茶とかそういうのは山崎に頼んでるが…」

「赤い着物の女の時にもしかしたら間違って入っちゃったかもしれません…失礼しました。」

ペコっと頭を下げる

「まぁ大事なもんならちゃんと保管しとけよ。それからここは部外者以外立ち入り禁止だ。次はねーぞ」

ポンッと頭を撫でてその部屋からでる。

「っ!?はい!ありがとうございます…」

/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp