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欠落した子

第5章 5




ある暑い夏の日

真選組の屯所ではある事件が起きていた

「…え、また隊士の方が?」

「そうみたいなのよ。私たちも看病のほう時々見てほしいといわれてねー」

怖いわねーと話す

真選組では今隊士の人達が次々と倒れていっている

その数は半分を超えている

「…そういうことだからまみちゃんも気をつけてね」

「はい!お気をつけてください…」

会話をして別れる

原因不明で倒れて行くなんて怖い…

「嫌なこと起きないといいけど…」



ミーン ミーン

蝉が鳴き暑さを余計に感じさせる

「…あっつい…」

まみは休憩のためキンキンにひえた麦茶と女中用の部屋のコップが減っていたので補充のため何個かコップを持っていた


「……っおら」

「……あ………る……」

すると曲がり角から話し声が

「……何事?」

そう思いながら覗けば

「…ぎ、銀さん!?それに新八くんに神楽ちゃん!?」

そこには木から逆さまに吊られている3人の姿とそれをみる近藤、土方、沖田のメンツがいた

「…え、えーとこれは…」

「…まみ助けてアル!!頭に血が上って死にしうネ!!」

「まみお願いだー!!助けてくれー!!なんでもするからー!!」

命乞いをする2人をみてはため息

「…あの銀さん達何しちゃったんですか?」

「…詐欺だな…これで済むなら安いと思え」

「はぁ…」

ため息をつく

「………」

そして近藤により解放される

「全くあなた達は……」

「…まみ〜銀さん死にそう……」

「はいはい」

といいながら銀時の頭を撫でる

「…あ〜まみの手がひんやりしてる〜」

「冷たい麦茶あるけど飲む?」

「「「飲む!!」」」

3人同時に言われる

「……!はいはい今出しますね」

ニコッと笑いながら用意をする
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