第3章 3
「………あーそうか…そりゃそうか…」
いきなりブツブツと言い出し考え込む
「……いやお前らは悪くねェな…うん…」
そして1人で言い出し何かを納得する
「………銀さん一体何があって…」
「…正直聞かないで欲しい話題かもなァまみが1番傷つくから…」
じぃーと彼女を見る
その眠っている顔はとても辛そうな表情だった
「…とりあえず部屋片付けないとなァ…大串くん悪いけどまみの所にいてやってくれ…」
ガサガサとゴミをどこからが持ってきた袋に入れながら話す
「…はぁ!?なんで俺がまみの所に……お前がいればいいんじゃ」
「俺離れしてくれないといけないんだよまみは…」
そう優しく意味深げにいえば土方は察して彼女のそばに行く
「……あぁ袋よこせ!イカくせぇわ!!」
そして彼女が寝ている部屋のゴミを雑に袋にいれて彼女の隣に座る
こうみるとあれだな……
ただの普通の年子なんだと思う
なんとなく頭を撫でてしまう
あ、髪の毛サラサラしてる…
「………て変態か俺は!?」
「うるさいでっせ!土方さん!それよりも旦那もなかなか隅に置けないお人でっさァ…こんな女子と1週間もヤるなんたァ」
「…さぁな…ヤりはしたがそんないじめまがいなレベルではヤってはねーんだよ…」
その言い方には何かを含むような発言だった
「…旦那…」
「俺はまみを傷付けるよーなことはしたつもりは無いし少なくとも同意の上だ…アイツを守るためなんだ…」
「…………」
その言葉を聞き土方は思う
ただの女じゃないんだと
こいつもこいつできっと辛い何かを乗り越えてきたんだと