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イケメン戦国 ボカロ
第7章 空想の森~幸村~
幸村は、納得がした。
(こいつにそんな過去が……)
「私は、外が嫌い。外は、怖い。だから、出たくない。」
紅音は、唇を噛みしめる。
「・・・だけどな。」
幸村が声をかけると、紅音は顔をあげた。
「外は、そんなに怖くないだぜ。安心しろ。お前は、俺の後ろで守られていればいいんだよ。」
「幸村さん・・・」
紅音は、涙を出した。
「お、おい。泣くなよ!?」
「え?なんでだろ?悲しくないのに、涙が出てくるの・・・!」
幸村は、そっと紅音の頭を撫でる。
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