第5章 貴様の声は〜信長〜
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どのくらい経っただろうか?
信長は、崖から落ちた衝撃により気絶をしていた。
(日和・・・・)
信長は、夢を見ていた。
―信長様!
―信長様の冷えきった心は私が暖めてあげます。
―信長様!!!!
―信長様金平糖がすきなんですね。
―私は、五百年後からきたっぽいですね。
―信長様、かわいい。
(ああ、日和・・・・すまぬ。)
信長はゆっくりと目を開けた。
「日和。」
信長は、着物についた雪を払ったその時
信長から少し離れたところに見覚えのある着物が見えた。